スカイダイビングをしたことがない、今後もしないと思う

書かずにいられないことを書いておくための日記

たぶん春じゃない

だいぶ前に服飾雑貨店の簡易カラー診断(カラー診断の資格を持っている店員さんによる診断)でパーソナルカラー春と診断された。
しかしその店員さんが言うには「髪を染めたりカラコンを入れたりするとパーソナルカラーは変わります」とのことで、私たちが良く知っているパーソナルカラーとは少し違うような気もしなくもない。

以前から自分の肌色は黄味が強いと思っていたし、その時明るいブラウンに髪を染めていたので一瞬で「春ですね!!」と猛烈な春プッシュを受け……。ドレープも当ててもらったわけだが、その時も髪色とのマッチングを強く意識した説明を受け続けた。

で、「春の方にはオレンジや黄味ピンクやアップルグリーン等々が似合いますよ」と通り一遍の説明を受けて診断は終了。しかしどう考えても、どの色も似合わなくて困っている。

そんな感じで強力に春を推されたというのに、子供のころから春に似合うとされるウォームパステル系の色やビタミンカラーが似合った試しがない。
アイメイクでも、グリーンはどす黒く見えブラウン系は何回重ねても発色しない。オレンジは浮きすぎてお笑いメイクに見えるし、手持ちの色できちんと発色するのはパールホワイト、グレー、赤系ぐらい。

チークはどの色も大抵似合わない。そもそも自分の顔に血色があること自体が想定しにくい。そしてオレンジやコーラルはお笑いになり、ブラウン系は発色しないのでキャンメイクかどこかで売っている紫味の入ったカカオブラウンに頼っている。それすら4回くらい重ねないと発色してくれないので困る。

リップも春に似合うはずのオレンジやベージュピンク、コーラルは全滅。一方で、ブルーベース色の青みピンクやローズも浮く。唯一肌になじむのは黒っぽい灰味のバーガンディで、今はレディットというブランドの01番なんちゃらカシスという色をバカの一つ覚えのように使っている。が、今から廃番を迎える日を思うとそれはそれは恐ろしい。

洋服の色で言うと「ナチュラル」「可愛い」「女の子らしい」「爽やか」と言われる色はまず似合わない。ベージュや茶の服は具合が悪く見えるので子供のころ親に禁止されていた。
似合うと言われてきたのはいわゆる「無印良品の色」白、黒、チャコール、紺、デニムカラーぐらいだった。良いことかはわからないが、それこそ「無印良品の洋服が地味に見えなくて羨ましい」と言われたことがある。

ファンデーションの明るさは標準色(資生堂オークル20、THREE203)、比較的彫りの深い濃い顔立ち(顔タイプ診断エレガント)。

これで「パーソナルカラーは春です」と自己紹介したらたぶんどっかから「プッ」て聞こえてくる。絶対に聞こえてくる。これは小一時間くらいドレープ当てまくってくれるような、額に本気汁の滲み出ている個室のサロン的などこかで診断し直した方が良いと思っている。

というか、自分の似合う色だけを見るとパーソナルカラー春夏秋冬の4つのなかのどれにも該当しない。

むかし親から「おまえはうちの子じゃなくてNASAの横に宇宙人が捨てて行ったのを拾ってきた」と罵られたのもいがいと嘘じゃなかったかもしれない。