スカイダイビングをしたことがない、今後もしないと思う

書かずにいられないことを書いておくための日記

ドザー

しごとをしているときは昼飯もひとりで作って食べる。
冷凍麺、なかでも麺と一緒に具材が貼り付いた状態で凍らされてハン・ソロみたいになっているやつをよくメニューに選定する。なにがいいって楽だから。いろんな種類があるが、特にちゃんぽんはお野菜がたくさん入っていてひじょうに具合が良い。イエーちゃんぽんイエー。

食べるときもひとりだが作るときもひとりだ。咳をしてもひとり。コロナ禍の現代にも生きる尾崎放哉スピリッツ。ひとり王に俺はなる。ひとりなので名乗りさえすれば秒で王になれる。すばらしい。

ちゃんぽんを作ろうとキッチンに立ったら誰もいないことに対して謎の圧を無性に感じてしまったので

「ワァオ! 人がいなァい!!」

と声に出して読みたい日本語を朗読する岡田圭右さんみたいになった。

 

咳をしてもひとりだからといって特に救済を受ける手段は持ち合わせていないので、さしあたって夕飯を作ることも自分で考えなければならない。昼飯を食べ終わったら、先月買った象印圧力IH炊飯ジャー炎舞炊きに計量した無洗米をセットする作業が待っている。

キッチンにある米びつは、希望の合数のボタンを押下するとザーッと米が受け皿に落ちてくる昔ながらのやつだ。イエーヨドコウイエー。

2合炊きたかったので2合ボタンを押したが、間が悪くそこで貯蔵していた米が切れたらしい。念のため受け皿を出してたまった量を見ると1合もなかったので、新しい米の袋を開封して米びつに詰めた。そして勢いよく2合ボタンを押した。

ドザー。

もうお察しのこととは思うが受け皿をセットしていなかった。
出でよマキタのハンディサイクロン掃除機。

もちろん出てこないので自分で取りに行った。

炎舞炊きの炊飯器は本気で日本一うまいご飯が炊けると思っている。日本の米は世界一なので自動的に世界一でもあり宇宙一でもある。なにがあっても自動で勝ち抜いていく炊飯界の慶應幼稚舎というキャッチフレーズを古舘伊知郎さんなら咄嗟に思いついてくれるだろう。知らんけど。

さすがにせっかく新しい米を全部マキタで吸い込んでしまうのはアホなので、両手で水をすくうあらいぐまラスカルみたいになりながら床にぶちまけた米を拾えるだけ拾った。しかしあらいぐまラスカルのままだとその米でうっかり何かを洗ってしまうので慌ててラスカルモードを解除した。

そうしてラスカルモードが解除された状態にあるのが今の私だ。イエーマキタイエー。