スカイダイビングをしたことがない、今後もしないと思う

書かずにいられないことを書いておくための日記

「ネイルアートしてる子はモテませんよ」

結婚相談所的な場所に行くと、だいたいの場合はじめに表題のような指導を受けることになるらしい。実際に知人の男性が「好きでやってるのは分かるから申し訳ないけど、ネイルしてる子は自分個人としてナシ」と遠慮気味に言ってるのを聞いている。なおその人は集合体恐怖症で、びっしり並ぶラインストーンや細かいドットがどうしてもダメという説明を後で受けたので、そりゃ仕方ねえわと思った。

私はといえば、まるで用がないので結婚相談所的な所に行ったこともないし、特に誰かとのご縁に関してそこまで困った経験もないので、そんな憚りを覚えもせずネイルを楽しんでいる。
モテたいならネイルをやめろという一部の見解に対しても、「個人の興味関心を犠牲にしても、モテがご自身最大級の幸福につながるという価値観をお持ちならご自由に」という感じだ。
ただ、やりたいことをやめて手に入れる誰かとのかかわりにどのくらい大きな価値があるのかは私にはわからん。

人との出会いは、自分のしたいことや興味関心を持った何かの向こうに運さえよければあるんじゃね、程度のものだと思っている。無論、運がついてこなければそこに出会いなどないかもしれないことも承知している。そうならそうで出会いなど求めず、ただただ興味関心のためだけに淡々と生きていく分には何ら問題ない。

「たくさんの人に受容されるには、あなたの周りにいるたくさんの人と同じになりなさい」という考え方に沿って生きられない人もいる。たくさんの人のようになりたくてどれだけ頑張ったところで、生まれつきそれがかなわない特性を備えた人間もいるのだ。

冷静に考えると、お見合いや結婚相談所の存在自体が「他人と同じになりなさい」という価値観が文化の皮をかぶっているような何かだといえなくもない。ネイルに対しああだこうだ言われてしまうのも、当然といえば当然かもしれない。